3.デジカメ写真のあれこれ(西暦別)

 6)西暦2005年のデジカメ写真(Part6)

35 奈良般若寺のコスモス撮影と、奈良公園へ散策に行く (2005.10.06)
 雨上がりで天気回復という予報と、朝から青空が覗く良い天気であったので、久しぶりに公共交通機関を利用して、16日に予定しているカメラクラブの大台ヶ原撮影会の足慣らしも兼ねて、出かけることにした。本当は昨年の同時期に行った花脊の紅い蕎麦花を撮影に行きたかったが、電話で確認すると既に花の時期は終わっているとの情報から、急遽数回訪れている奈良市にある般若寺のコスモスと、奈良公園の紅葉時期の模索と合わせて行くことにした。
 近鉄奈良駅でバス待ちをしていると、バス停付近の道路は朝のラッシュ時となって混雑しており、バスは5分程度の遅れでやってきた。バスの中には、数人が大きな三脚とリュックを持って乗り合わせており、同じ般若寺という停留所で下車した。バス停から5分たらずで般若寺に8時半前に到着したが、既に開門されていて、直ぐに400円の拝観料を支払って中に入る。般若寺のパンフレットがカラー刷り?となっていて一瞬驚いたが、鐘楼の傍に行って直ぐにリュックの中に納めて、代わりにデジカメ20Dを取り出して三脚に取り付けた。
 境内にいるカメラマンは5人位で、思い思いのアングルで撮影していたが、やはり構図の中に人物も入ってくるので、注意しながら撮影をしていた。午前9時を回ってくると、沢山の観光客も来られて、当方らカメラマンが三脚をセットしたりして、通行に時間待ちなどの事態も発生する込みようとなる。コスモスの開花は、自然のなせる技であるかのように、被写体の近くに咲いていて欲しいところに花はなく、上手い具合の構図とならないので、じれったさを感じつつ、日射しもきつくて、雨上がりのために蒸し暑さで汗が滲み出てきます。しばらく汗を拭きながら、日陰の経堂で一休みして、他のカメラマンが撮影されている様子を見て、あそこに日か差してくればと構図を描いていた。
 アゲハチョウもコスモスに止まると思ってカメラを構えると、直ぐにあちらへと飛んで行く。どうも、今日はコスモスとアゲハチョウの撮影は無理かなあと思いつつ、本堂前から鐘楼の方へ行く途中で、小型のノートパソコンを広げているカメラマンに出会った。彼は20Dに、今は発売されていないキヤノンEF200mm F1.8L USMの大口径レンズに、1.4Xのテレコンバーターを取り付けて、通路側に延びている一輪の綺麗なイエローガーデンというコスモスを撮影されており、『この撮影には、WB補正をこの程度グリーンを強めて撮影するのが良いですよ。』と、パソコン画面で説明されて、なるほどと設定について初めて知ることであった。花撮影のテクニックの一端を色々とご教授いただいたのですが、やはり持っているレンズは大口径のレンズばかりで、そのテクニックを実践するにも当方の手持ちレンズと大違いであり、やはり得た知識も宝の持ち腐れだと痛感した。彼は、和服用生地のデザイン用に撮影に来られていて、『パソコンで写真から模様を作って製品化するので、比較的単純な構図で撮影します。』と云っておられ、今シーズン10数回も来ているようでした。彼とは、幾度となく境内撮影中にお話を聞く機会に恵まれ、撮影より収穫がありました。
 般若寺のシンボルである十三重石宝塔(卒塔婆『そとうば』ともいう。)に光が回って、バックの青空が望めるようにと願いながら、時計を見ると既に12時を回っていたが、重い雲は構図からなかなか消えない。これが最後と境内を散策しながら綺麗なコスモスを探して、望遠ズーム28-300mmとマクロレンズ100mm を交互に装着して撮影していた。鐘楼付近から、石宝塔の撮影をしようと小休止を兼ねてやってきたが、雲は相変わらずの状況に、石仏とコスモスの構図を撮影して、13時を過ぎたところで、奈良公園に向かうことにした。今回も、シンボルの石宝塔を入れた写真は全くなしで、捲土重来を期さねばなりません。
 拝観受付で、薄いグリーン色のコスモスの種類を聞いて、『イエローガーデンといって、色合いは咲いてみないと判りませんよ。』とのお話に、『不思議な種類なのですね。』と雑談を交わして帰りかけた。東大寺大仏殿の裏側から鏡池の方へ回り込み、修学旅行生が楽しげに話しながら観光している様を見て、小休止する。あれ、鏡池に舞楽台が設けられており、バスガイドさんに聞いたところ、『公慶上人300年御遠忌法要の中日である15日の13時から盧舎那大仏慶讃能が行われる。』とのことであったが、日時など詳細はご存じではなかった。15日に、天気次第で行こうと思って準備していたが、生憎雨模様のために撮影には行かなかった。(日時は、インターネットで調査した。なお、公慶上人は、大仏殿復興に尽力された中心人物である。)
 修学旅行生が多い中を、南大門を抜けて浮見堂へ向かい、購入したペット茶を飲みながら休憩した。池の周りの木々には、少し紅葉の気配を感じる色合いもあって、今年の紅葉は遅いという予報と違うのではないかなあと思い、11月半ばに再訪しようと考えていた。その後、荒池の周りを通り、采女祭のあった猿沢池に出て、三脚が多く立てられていた場所から、この構図で撮影されていたのかと想像していた。猿沢池の周りにある由来などを記したレリーフを撮影し、采女祭のパンフレット類を探しに奈良市観光センターまで足を延ばし、資料をいただいてから、歩き不足の解消とばかりに学園前から、40分かけて歩いて帰宅した。
コスモスに埋まる般若寺 薬師如来像とコスモス コスモスと本堂屋根1 コスモスを仰ぎ見る コスモスに止まる蝶々
綺麗に咲くコスモス 照り輝くコスモス1 照り輝くコスモス2 不動明王とコスモス1 綺麗に咲くイエローガーデン
綺麗に咲いたコスモス 不動明王とコスモス2 コスモスに埋まる石仏 静かな浮見堂 猿沢池にまつわる伝説

36 桜井市三谷にある山野草の里の赤そばの里に赤いそば花と、
         法起寺周辺のコスモスを撮影に行く
  (2005.10.13)
 昨年10月初旬、京都北山にある花脊へ新聞のニュースから出かけて、紅い蕎麦花を撮影に行ったことから、近くにある喫茶店に電話して聞いたが、既に花の時期は終わったと云うことであった。今年はダメかとインターネットで調べていると、信州伊那高原赤そばの里と奈良県桜井市三谷の山野草(『さんやそう』と、読む。)の里にも、赤いそば花が咲いているとの情報を得た。赤そばの里は、9月中旬から10月中旬であるが、今年は行くことを断念して、近くの山野草の里にターゲットを絞った。インターネットから、赤いそば園が10月8日に開園との情報を得て、7日に電話をして赤そばの花の見頃を聞いたところ、『この中旬あたりからでしょうね。』とのことであって、週間天気予報から13日に行くことにした。
 朝5時半に起きだして、国土交通省のリアルタイムレーダーやヤフーの時間帯別の天気予報を調べ、
今日は快晴という予報天気に、6時過ぎに出発した。名阪国道の天理ICから福住ICを経由して、7時10分過ぎには三谷の山野草の里の無料駐車場に到着した。そこから歩いて5分たらずで、NPO法人山野草の里づくりの会の世話役の家の傍を通って、赤いそば園に行く。下った山間の開けたところに、赤いそばを栽培していて、朝日がまぶしく照らしている。世話役の奥さんでしょうか、周りの畑の清掃をしておられ、朝の挨拶をして、撮影時に畦への進入は良いですかと聞いていた。『踏み荒らさないように注意してくださいね。弱い植物ですから。』と云われ、さらに『この10月22日の第16回 花の宴 自然を楽しむ会・秋〜里の秋と赤いそば〜の頃が、もっと今より赤くなってきますよ。またそば打ち実演もあって、実際に食することができます。』とのことであった。
 まだ朝日が山陰で日射しの当たっていない場所もあったが、まずは赤そば畑をワンショット。まだ赤味が少ない花が多いように見えたが、赤味が多いところを探しながら、畦の周りを歩く。一昨日の雨の影響か、畦は少々ぬかるんでいて、運動靴はずぼっとめり込んで、直ぐにどろんこ状態になる。ぬかるみに悪戦苦闘しながら、しゃがみ込んで三脚を多用して近接撮影に終始する。畑全体に日が差してきて、蝶や蜂にトンボも飛んでくる。蝶などは、そば花に止まっても、羽根をバタバタ?動かしていて、なかなか思うようには静止してくれない。また、ゆっくりと1m位の距離まで近寄ると、すぐさまあちらことらと飛びまわり、こちらの思う構図には納まってくれない。おや、白いそばの花なのかと思ってよく観ると、白い花に混じって米粒大の赤い蕾?がついている。白い花も、次第に赤くなってくるのでしょうが、植物界にも自然の不思議な力を感じた。
 かれこれ1時間半も撮影に集中していたが、8時40分頃に小休止も兼ねて、自宅に携帯でメールを打ち、周りを見渡してもただ一人きりの貸切状態でした。区切りの畑の周りを回って、100mmマクロと28-300mm望遠レンズを交換しながら、撮影に没頭する。10時半頃になって、ようやく県内から来られたカメラマンを見つけ、やっと挨拶に『撮影の邪魔になれば、言葉をかけてください。今日は風が強くて、花が揺れますから。』と声をかけて、負けてはいられないと頑張って撮影に勤しんだ。彼もしゃがみ込んだ姿勢で、三脚をつけて撮影されていたが、カメラでなくてビデオで撮影されていた。ビデオであれば、花が静止することも必要ないし、動きのある方が風情がある。風も強くて、なかなかそば花は静止しなくて、日は高々と差し込んできたので、撮影場所を変更して次に行こうと引き上げることにした。先に下った道の登りは、グーッと堪えて母屋の庭先で小休止。駐車場への下り坂をだらだらと下りながら、さてこれから明日香村か法起寺のコスモス撮影にしようかと迷っていた。取り敢えず、自動車の中で、早い目の昼食をしながら、風も強いしと走行距離の短い法起寺にカーナビをセットした。
 時間的にも余裕があるしと、天理ICから一般道に出て、昔よく使用した道を走行するが、JR桜井線の狭い踏切で、対向車に出合ってやむなくバックして道を空ける。渋滞もなく、近鉄橿原線の筒井高架下を通って、通い慣れた中宮寺南を左折して、法起寺の例の駐車場に約40分足らずで到着する。丁度周辺の雑草清掃をされている方々も昼食休憩中であって、三脚にデジカメを取り付けて、周りのコスモス畑に向かう。
 背の高いコスモスは、雨と風のためか横に倒れかかっているものも多く、法起寺をバックにする構図では、コスモスの花が裏側のものが多くて表情?が冴えない。綺麗なコスモスを前景にして、バックに法起寺の三重塔を入れたいつもの構図で撮影するにも、風に揺られるコスモスが止まってくれない。やきもきしながら撮影を続けていたら、ちらほらとカメラマンもやってきては、挨拶しながら少し談笑にふける。今日はこれで終了と帰ろうとしたときに、同じ20Dに大きなレンズをつけて撮影されたいたカメラマンに合い、しばらく談笑していた。彼は近くの店で、EOS 5Dの発売と同時に発売されたEF24-105mm F4L IS USM を購入して試写しているとのお話で、77mmのPLフィルターを付けられていた。近くの奈良市富雄に在住の方で、『今日の天気では、このフィルターを付ければ、青空は良く引き立ちますよ。』とのことで、当方もやおらバックから取り出して、中間アダプターを介して100mmマクロレンズにPLフィルターを初めて装着する。初めての装着だったものですから、フードを取り付けようとしたが、取り付けられない。それはそうだな、装着するとPLフォルターの前枠は回転もできないですしね。購入した時には、全てテストしていなきゃならないのに、実践時にボロがでますね。また、彼は全てRAW画像だけで撮影し、メディアにはマイクロドライブを使用され、PhotoShopCS2 で現像されているという話に、『RAW現像のテクニックを、機会がありましたら、教えてください。これが当方のHPですので、よろしければ閲覧してご指導を。』と宣伝用?の名刺をお渡しして別れた。
 その後は、PLフィルターを28-300mmにも装着して、ホワイトバランスも変えたりして撮影し、雲も多く出てきていることもあって引き上げることにした。自動車のエンジンをかけて、エアコンを22℃と強い目に設定してから、自宅に『午後3時半前には、帰宅します。』とのメールを送信し、カメラ機材をバックに収納して帰路についた。いつも帰る道で渋滞もなく、スムースに走行できて、午後3時10分頃には帰宅できた。汚れた運動靴を洗って、早速パソコンを起動してHDDに取込み、画像の取捨選択してDVDにも保存した。赤いそば花は、液晶モニターの画面で見る限り、結構赤色に写っていて、これは不思議なことだと、早々にプリントアウトをしなければと思っている。

 以下、参考にした赤そば畑と山野草の里が、インターネット上に公開しているものを、電話等で了解を取って一部を掲載した。
 ※信州伊那高原赤そばの里は、インターネットでは
赤そば畑で掲載されていて、そのアド
    レスは、
http://www1.town.minowa.nagano.jp/html/kankou/kankou05.html である。
   標高900m、東京ドームほどの広さ約4.2haの広大な畑で栽培しています。
       1ha (ヘクタール)=100 a=10,000 m2=約3,000坪
   ◇赤そばのはなし
     日本のそばの花は白色ですが、そばの原産地の雲南省からヒマラヤにかけては、
        ピンクや赤色のそばがあります。
     1987年にヒマラヤの標高3800メートルのところから、赤い花の咲くそば
        を日本に持ち帰り、信州大学の氏原暉男教授(現名誉教授)がタカノ株式会社(宮
        田村)と共同で品種改良を行って、真紅の花を作り、高嶺ルビーと名付けました。
     このそばは、花を楽しむばかりではなく、味も良いので、まさに見て楽しみ味わ
        うといったところでしょうか。
     ※ 高嶺ルビー
       品種登録 3347号
       品種登録者 「タカノ株式会社(上伊那郡宮田村)」
              「氏原暉男(信州大学名誉教授)」

   なお、この赤そば畑で実際に栽培されている「中箕輪農事組合法人」の唐澤福一氏は、
   近くでこの赤そばのそば粉を使用して、そば店「留美庵」を経営しています。
   「留美庵」のホームページアドレスは、http://www.tamatebako.ne.jp/rubian です。


 ※山野草の里は、奈良県の北中部に位置する桜井市の北東部にあります大和川の上流に位
  置し、ほぼ水源に近いところです。大和高原の一角にあたり、丘陵地形で谷は水田、取
  り巻く山には、杉・桧が植えられていますが、広葉樹林もいくらか残っています。開発
  の手が届かなかったため、多くの山野草が残っています。ほたる、とんぼ、どじょう、
  さわがに、たがめ等の生物も生き残っています。村の人々や大阪からの応援もあり、放
  置田畑の復元も図っています。山野草の里をめざして、活動の輪が広がりつつあります。
  山野草の里のアドレスは、http://www105.sakura.ne.jp/~spirit/sanyasounosato/です。
  山野草の里づくりの会では、約25aに赤いそばを栽培しています。
       1a (アール)=100 m2=1.00833 畝(せ)=約30坪

朝日に照る赤いそば園 赤く染まるそば花1 赤く染まるそば花2 赤そばの花に止まる蝶1 赤そばの花に止まる蝶2
赤そばの花に止まる蝶3 赤くなってきたそばの蕾 赤そばの花とアゲハチョウ 密を吸うアゲハチョウ 赤そばの花に憩うハチ
赤く染まるそば花3 赤そばの花に憩うシブトンボ 赤そばの花と蝶 輝く赤いそば園のシンボル? 赤味を競う赤いそば花
山野草の里の憩いの場 コスモスと法起寺三重塔1 コスモスと法起寺三重塔2 コスモスの蕾と全開の花 コスモスと法起寺三重塔3

37 大阪万博公園へ、初めてコスモスを撮影に行く  (2005.10.21)
 インターネットで調べていたら、今年梅散策に行った大阪万博公園の花の丘で、コスモスフェスタが、この8日から来月13日まで行っているのを見つけた。普通は9月中旬以降10月一杯とういうのがコスモスの旬と思っていたが、結構遅めに開花するように思える。来週初めに出かける予定でいたが、連日比較的天気に恵まれた21日に行くことにした。午後から薄雲がでる天気予想で、風は余り強くないということであったが、阪急千里線山田駅について、万博公園に歩いていたら、薄雲もでてきているし、少し風も出てきている。今日は早々の退散かと思いながら、万博公園の中央口に開場5分前の9時25分に到着した。早速、当日限りの入園券を自動販売機に250円也を投入して購入し、窓口でコスモスの咲いている花の丘への道順を聞いて、ゲートのシャッターが上がると直ちに入園した。
 近隣のカメラマンと歩きながら談笑していたら、彼は年間パスポートを購入していて、梅、桜、睡蓮やコスモスなどの花の時期に通われており、以前勤務先の写真同好会で適時展覧会に出品されているようであった。コスモスがやっと見えた花の丘の入口で、当方のHP宣伝用の名刺をお渡しして、色々な情報をいただくようにお願いして別れた。しばらくコスモスの咲いているところを見渡していて、旬をすぎたであろう大きなひまわりが咲いているのを眺めていた。ニコン製のカメラにPLフィルターを付けて撮影されていたカメラマンが来られ、『新聞にひまわりとコスモスの写真が掲載されていましたし、空を入れたり葉の反射を取るのに効果がありますよ。』とのことであって、PLフィルターを装着して撮影を試みた。フードを取り付けると、PLフィルターを回転するのに苦労するので、わざわざ?取付けたフードを取外して再挑戦。お空には薄雲がでているし、葉の緑の反射はどうかと試行錯誤しながら撮影してみたが、結果はどの程度効果ありかは判らない。経験不足なもので。
 今日は、コスモスを主体で撮影すると考えていたので、100mmのマクロレンズを装着して、近接撮影に終始した。お空が構図的に入る写真は、基本的にPLフィルターの使用も合わせて撮影していたので、フードの脱着の頻度も多くなり、その作業がやたらと増える。コスモス全体で、非常に少ない黄色のコスモスを重点的に探し、色々と構図を考えて撮影していた。先に撮影していた黄色のコスモスのところに戻ってくると、カメラマンが大きな傘を三脚にセットして撮影されていたのに圧倒されて、撮影風景に見とれていたが、傘で影となっているコスモスを撮影させていただいて、他の場所へ移動した。風も強く吹いてきて、背の高いコスモスは、左右に靡いて撮影しづらくなってきた。花の丘コスモス園の南側を散策していたら、ご婦人達一行の一人が『このコスモスは、非常に珍しいのよ。花弁が筒状になっているでしょう。』と言って花弁をさわれていたので、撮影を中止して見に行った。『後で撮影したいので、あまりさわらないでくださいよ。』とお願いして、その後に構図を決めて撮影したが、よくよく見ると先程コスモスを撮影していた時に、飛んで火にいるではなかったが、タイミングよくハチが飛んできて撮影していたシーシェルというコスモスであった。
 出店で昼食を購入して、芝生の上に座って昼食を兼ねた小休止を取り、周りを見て、これからの撮影場所を考えていた。小学生が沢山遊んでいる花の丘にある塔に登って、コスモスの咲き乱れている花の丘を眺めてから、北側のコスモス畑に移動する。丁度、少し散策路の内側に咲いている黄色のコスモスを見つけ、三脚を立てながら構図を考えていたら、1匹の大きなスズメバチ?だろうと思われるハチが、ブンブンと音を立てながら周りを旋回して飛んできたので、しばらくカメラを置き去りにして、ハチの動きに注視しながら飛び去るのを待った。程なく飛び去っていったので、構図を考えて周りのコスモスの枝を左右に動かして撮影したが、やはり枝は必要以上に入った構図であった。先の黄色いコスモスのところに戻ってみると、かのカメラマンは既に他の場所に移動していて、再度挑戦とばかりに構図を考えて撮影していた。
 散策路を周りながら、中央にある芝生の周りを歩いていたら、黄色から橙色をしたコスモスを見つけ、その周りは少し風で倒れたのか、踏み倒されていたのか判らないのだが、その中に入り込んで手持ち撮影に終始した。手持ちは縦横など自由度が効くが、ブレを防止するために撮影姿勢に注意する必要もある。比較的低い位置にコスモスが咲いているが、風で少なからず揺れ動いていたが、100mmマクロで、ISO200、絞りF5.0のシャッター速度1/200秒で撮影したコスモスは、周りのボケと相まって、少し幻想的な雰囲気で撮影できた。撮影後に液晶で画像を見ると、我ながら今までと違ったボケ加減であり、ボケの色合いが良ければと、自宅に帰って多いに楽しめる作品と思っていた。RAW画像も撮影していたので、現像処理によっては、違った印象の写真になるだろうと楽しみにしていました。(自画自賛です。)
 その後散策路を周りながら、コスモスをマクロレンズでの構図に終始して撮影していたが、雲も多くなってきたし、風も強い。さらに時計を見ると、午後2時を回っていたので、中央口付近にある太陽の塔を撮影してから帰路についた。
一面に咲くコスモスと塔 色鮮やかな黄色のコスモス1 色鮮やかな黄色のコスモス2 日を浴びる紅色のコスモス ハチと珍しいシーシェル
お空に伸びる黄色のコスモス 風に靡くコスモス 色鮮やかな桃色のコスモス 日に照り輝くコスモス 筒状花びらのシーシェル
綺麗に咲いたコスモス 一面に広がるコスモス 黄色と桃色コスモスの競演 色鮮やかな黄色のコスモス3 幻想的なキバナコスモス
白色のセンセーション 綺麗な色競演 綺麗なピンク色のコスモス ひまわりとコスモス 桃色のセンセーション

38 写真クラブの撮影会で、大台ヶ原に行く  (2005.10.22〜10.23)
 写真クラブ“写団 やまと”光彩会の撮影会が、先週15日〜16日に予定されていたが、台風14号の余波で延期になり、22日夜に奈良県JR王寺駅を出発して、大台ヶ原の日出ヶ岳から日の出撮影も兼ねて、紅葉の大台ヶ原東大谷コースで行うことになった。当日の天気予報では寒気の影響もあるが、概ね午後から晴れの予想もあって決行することになった。総勢9名がメンバーの自動車3台に分乗して行くことになり、当方はS氏に同乗するため、午後8時半過ぎに自宅を出発して向かい、自動車を乗り替えてS氏宅を午後9時過ぎに出発して、9時40分頃にJR王寺駅前に到着した。全員が揃った10時10分頃に出発し、国道169号線にある道の駅【杉の湯 川上】に一端再集合してから、一路大台ヶ原ドライブウエイを目指した。大台ヶ原ドライブウエイでは、当方等の車の前に2台走行しており、曲がりくねった夜のドライブとなった。ドライブウエイの入るところまでは、雲があっても月が見えていたので、日の出撮影もできるのではないかと期待していたが、大台ヶ原駐車場に着いた頃から霧もでてきて、あられまじりの雨となり、風も強くて自動車が揺れる。仮眠している自動車内では、毛布を刳るんでうたた寝しても、寒さがひしひしと感じる程冷え込んできた。うつらうつらの仮眠の中で、誰一人も日の出撮影に動く気配もない。風雨が強い中でも午前5時過ぎになると、ほんのりと明るさが感じられるが、天気の回復は芳しくなくて様子見の状態が続いた。
 駐車している車のまわりでは、雨が小降りになってきたのと、冷えの関係で用足しに動いていて、少し騒がしくなってきた。天気の回復も期待ができないが、周りが明るくなってきた午前7時過ぎに、しばらくしてから尾鷲辻から正木峠方面に出かけるので、準備するようにとの話になった、既に朝食を済ませていたので、荷台からリュックを取り出して、三脚にデジイチを装着して準備は完了した。同行者達も準備ができたので、7時半頃から出発して、整備された石だたみの散策路を、歓談しながら歩いていた。結構指先が冷えていたので、用意していた軍手をはめて、薄い霧の漂う散策路から、苔むした枯れ木の根っ子だとか、紅葉している風景にチャレンジして、尾鷲辻に到着した。
 赤い実をつけた木々を撮影していたが、風が時折り強く吹いていて木々は左右に揺れ動くし、内蔵ストロボを発光させたりして撮影し、小休止の後に正木ヶ原に向けて階段道を登って行った。同行者達も、広がる枯れ木の正木ケ原付近で枯れ木を構図にして、思い思いのアングルで、霧の晴れ間をぬって撮影されている。ここ大台ヶ原は初めてであり、霧がでているので全く方向感覚がゼロに等しい中、登山者達が大勢向かって来るのに逆行して、少し他の人達と離れた場所に行き撮影していたが、一向に同行者が来ないこともあって、少し引き返し始めた。丁度中間あたりだろうか、同行者もこちらに向かってきたので、またUターンして進む。日出ヶ岳への急な階段道の正木峠付近で、下りてくる登山者を構図に入れて、霧の少しの切れ目を狙って撮影に勤しんでいた。
 しばらくはこの周辺で、思い思いの構図で撮影していて、天気の回復もこれまでと、約20分位小休止を兼ねて撮影していたが、10時半近くになってきたので引き返すことにした。この周辺で気に入った横たわった大きな枯れ木を前景にして、遠くに見える比較的綺麗な紅葉の木々を構図に、霧の薄くなる頃合いを見つけて撮影していた。そろそろ出発していたが、当方はどん尻で撮影しながら広々と広がる正木ヶ原に着いたが、同行者の姿がなくて少々心細くなってきた。尾鷲辻まで急いで下山していたら、同行のO氏が撮影中であったので、やれやれと思いつつ先を急いだ。尾鷲辻に到着すると、他のメンバーは休憩中であって、当方は貧乏人みたいに周りを散策して撮影していた。約10分位の小休止の後、苔探勝路を巡るということになって、駐車場に向かって歩きかけた。最初は中間より少し後方を歩いて、途中紅葉の木々を構図に撮影しながら追いかけ、先頭を歩くようになった。途中苔探勝路方面への分岐に到着して小休止していたが、一向に後続が見えないこともあって、取り敢えず駐車場に戻った。昼食のこともあったが、苔探勝路の道を聞きながら、急ぎ足で後を追って行ったが姿は見えず、約30分の散策中に10枚程度撮影して駐車場に戻ったら、食堂から出てきたお一人さん以外は既に帰り支度をしておられた。『苔探勝路へは、行かれたのですか。』と聞くと、『行ってきましたよ。』との答えに、やはり駐車場でうろついていた時に散策されていたようで、この空白時間だけ到着が遅れたようであった。
 しばらくして、一汗を流す温泉地を何処にするかとの話になったが、帰路中にそう遠くない入之波(『しおのは』と、読む。)温泉に行くことになり、12時40分頃には出発して、途中天気が良ければ太平洋が見えるという広い場所で一旦駐車して、しばらくして目的の温泉地に向かった。大迫ダムの築堤を通って、トンネルを越えたところにある温泉地には、旅館が2軒あって、綺麗なお湯で、泉質は単純泉という五色湯と、泉質が含炭酸重曹泉で、無色透明、甘味で硫化水素臭を有し、数時間後には淡黄褐色に着色するという山鳩湯がある。今回は、駐車スペースが広い五色湯に入って、ひとまず汗を流して、温泉気分に浸った。
 全員温泉から上がってロビーで三々五々の小休止となり、一応ここで解散ということにして、元来た道を通って、大迫ダムから国道169号線に出る。当方等は、大滝ダムを越してから大宇陀方面へと走り、途中、道の駅『宇陀路大宇陀』で小休止し、コーヒブレイクとした。出発前に、自宅に帰る予定時間を連絡し、又兵衛桜で有名な撮影場所に行き、S氏から撮影ポイントを教えてもらった。桜井市内からは、当方の知らない道を教えてもらいながら、いつも走り慣れた薬師寺への道に出て、運転されたS氏宅に到着した。荷持を当方の自動車に積み替えて、出迎えに出て来られた奥さんにお礼を述べて、自宅へと急いだ。 
大きいカエデの落ち葉 霧の中、赤く染まる実 霧に包まれる正木ケ原1 霧に包まれる正木ケ原2 霧の晴れ間の枯れ木立1
霧の晴れ間の枯れ木立2 霧の晴れ間の枯れ木立3 霧の晴れ間の枯れ木立4 霧の晴れ間の枯れ木立5 霧の中の紅葉
紅葉の正木峠の散策路 霧の中に浮かぶ散策路の紅葉 霧の中に浮かぶ紅葉1 霧の晴れ間の倒木と紅葉 霧の晴れ間の紅葉
苔むした枯れ木の根っこ 綺麗な木立の紅葉 木立の中の紅葉1 ヒバリ谷に広がる紅葉 根っこに生きるコケ
苔むすカモノハシ? 木立の中の紅葉2 苔探勝路に生えるコケ 苔探勝路の紅葉 ドライブウエイの紅葉初め

39 初めて靈山寺のばら庭園へ、秋ばらを撮影に行く (2005.10.25)
 今朝は雨も上がり、少し霧がでていたが、天気予報では快晴に向かうということから、奈良市中町にある靈山寺(『りょうせんじ』と、読む。)のばらを撮影に初めて行くことにして、自動車で午前9時前に出発して、約20分位で靈山寺の駐車場に到着した。入園料600円也を支払ってばら庭園に行くと、入園は午前8時からとなっていたので、既に帰りかけの観光客もいた。
 早速、入口近くにある花霞というばらで、水滴に濡れている綺麗な花形を探して、100mmマクロに付け替えて撮影した。早い目に、雨粒などが付着しているばらを中心に撮影しようと、周りを見ていて、18-50mmの標準レンズに付け替えて、広場の中央にある母子像を中心に、観光客の見えない庭園を記念撮影する。花壇を設けて綺麗に整備されている庭園内を、撮影するばらの名札も撮影しつつ、ばらを撮影することにした。マリア・カラスという大きなばらを見つけて、快晴のお空をバックに、PLフィルターを装着して空色を強調するように前枠を回転させて撮影もした。西側のアーチ状のゲートには、お気に入りのカクテルというつるバラが咲いていて、二枝が垂れ下がって風に揺らいでいた。
 小休止の後に、中央部の噴水のある池の周りを回り、東側にある花壇に行って、大きな黄色い花形の高雄というばらを撮影していた時に、1匹のハチが花弁の中に潜り込んではしばらく出てこない。時間をかけてハチが出てくるのを今か今かと待ち構えていても、思うようにいかなくて、時間が経つのにいらだちながら撮影をした。北側にあるティーテラス『プリエール』の西側には、プリンセス・ダイアナという白い大きなばらが咲いていて、少し日陰になっていたこともあって、望遠ズームの28-300mmで露出を+側にして撮影したが、どうも白色の質感が思うように出ていなかったのには、ガッカリしましたね。
 サムサーラ(輪廻)と名付けられた噴水周りの成人エリアには、赤いチンチンというばらが最盛期の装いを見せていて、PLフィルターを装着したりして、時間をかけて撮影に勤しんだ。花弁が七色に変化する絵日傘というばらにも時間をかけて、色々な構図で撮影した。西側を回っている時に、日陰になっているが、花びらに特徴のあるセンチメンタルというばらを見つけて、色合いと模様が派手であることから良い花形を探して撮影しようとしたが、旬を過ぎたご様子に撮影することを諦めた。時計を見るともう午後1時半を回っていて、しばらく撮影してから境内を散策することにした。
 聚楽殿へ登る階段付近には、かなり紅葉している木があって、記念撮影をして奥にある三重塔に登っていった。内部全面に極彩色の壁画(非公開)が拝観できるようであったが、今日は花主体で来ていたし、疲れもあって拝観する余裕もなく、本堂から辨天堂を回って帰宅した。
朝露に濡れる花霞 朝露に濡れる輝くバラ 美しく広がるばら庭園 朝露に濡れるカーディナル 朝日を浴びるマリア・カラス
プリンセス・ド、モナコ 垂れ下がる綺麗なカクテル 色鮮やかな高尾に遊ぶハチ 綺麗な花柄のバラ 日を浴びるリピンイージィ
風に揺れ動くカクテル 青空に浮かぶチンチン 日々色合いを変える絵日傘 綺麗なレッド・カスケード 聚楽殿前の紅葉

  6)2005年のPart5へ     6)2005年のPart7へ